契約社員として転職するためには、注意するべき点が3つあります。まず、契約社員のメリット・デメリットを知り、この雇用形態が自分に合っているのかをしっかりと考えましょう。契約社員は、契約の更新が無ければ期間満了で契約が終了してしまい、また転職活動が必要となります。また頑張って働いても昇進や昇給に結びつきづらいというデメリットもあります。そのため、「さまざまな仕事に就いて、経験やスキルを得たい」「正社員よりも自由に働きたい」「自分の専門スキルを活かした仕事にだけ取り組みたい」などと考えている人には、契約社員としての転職が向いていると言えるでしょう。
次に注意するべき点は、仕事の内容や待遇に関する確認をしておくことです。契約社員が請け負う仕事の内容や福利厚生などの待遇は、会社によってさまざまです。転職前の会社と同じように考えていて、実際に働き始めてから話が違うとなってしまうことのないように、必ず内定を承諾する前に会社から渡される「労働条件通知書」を確認し、自分の希望と合っているかどうかを確かめることが、転職を成功させるポイントとなります。
3つ目は、正社員登用制度についてです。契約社員として入社しても、いずれ正社員になりたいと考えている場合は、この制度がとても重要となります。「正社員登用制度あり」と求人に書かれていたとしても、詳細を確認すると、現実的ではない条件が設定されていることもあります。条件だけでなく、実際にどのくらいの人が正社員となったのか、その実績も確認しておくと安心です。